様々な海外取引の支払条件(1)

様々な海外取引の支払条件(1)



①Advance Payment(前払い)②L/C(信用状)

海外取引の代表的な支払条件は、①Advance Payment(前払い)②Confirmed L/C(確認信用状)③L/C(信用状)
④D/P(支払渡し/支払時書類渡し)⑤D/A(引受渡し/引受時書類渡し)⑥Open Account(オープンアカウント)の6種類があり、この順に債権回収のリスクが高くなる。

 

海外の代表的な支払条件
取引の分類 支払条件(英文) 支払条件(日本語訳)
送金取引、小切手 Advance Payment 前払い
信用状付荷為替手形取引 Confirmed L/C 確認信用状
L/C 信用状  
信用状なし荷為替手形取引 D/P 支払時書類渡し
D/A 引受時書類渡し  
送金取引、小切手 Open Account オープンアカウント

 

①Advance Payment(前払い)

Advance Payment は、海外取引において最も確実な代金回収方法である。Cash in Advance ともいう 。通常は送金取引であることが多い。この支払条件を採用しているかぎりにおいては、代金回収のリスクはゼロである。ただし、輸出者にとってリスクがないということは、
バイヤーがリスクをすべて負担するということである。代金を前払いしたが、商品が届かない、商品の品質が悪い、数最・色が注文と異なるなど、あらゆるリスクを負わなくてはならない。ゆえに、前払いはバイヤーから敬遠される支払条件だ。いわば、売り手優位の取引方法である。

 

②L/C(信用状)

日本企業の貿易において最も 一般的な支払条件が 、L/C = Letter of Credit (信用状)である。貿易は、L/ Cで行なうものと一般的に考えられている。また、海外取引の信用リスクの観点からも、L/Cでの決済はリスクフリーと同義語に語られることが多い。
次ページに見本を示したが、L/Cとは、銀行が発行する支払いの保証書のことである。正確にいうと、「信用状付の荷為替手形取引」ということになる。つまり、海外取引の代金支払いを銀行がバイヤーの代わりに保証するものである。
通常、L/Cは輸入地にあるバイヤー側 の銀行が発行するが 、何らかの理由でバイヤーが倒産したりすれば、L/Cを発行した銀行が代わりに輸出者に対して支払いを行なう。
手続きは、まずバイヤーが、取引銀行に L/Cの開設を依頼する。バイヤーの依頼を受けた取引銀行は、取引金額に相当する保証金をバイヤーに預託させる。その保証金を担保に銀行が取引代金の支払いを輸出者に保証する。世界的に信頼性のある銀行が支払いを保証すれば、輸出者は安心して取引できるわけだ。
L/Cには開設銀行、通知銀行、バイヤー、輸出者すべての同意がなければL/Cの修正や取消しができない Irrevocable L/C (取消不能侶用状) と、バイヤーが一方的に取消しできるRevocable L/C (取消可能信用状)がある。 通常、L/Cといえば、取消しができない Irrevocable L/Cを指す。

 

※出典:牧野和彦 (2003) 海外取引の与信管理と債権回収の実務


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